レシーバー分離型(RIC)補聴器
レシーバー分離型(RIC)補聴器の形やメリット・デメリットについて詳しく説明していきます。
※RICとは?
レシーバー分離型補聴器は英語だと「Receiver in Canal」となります。
そのため、それぞれの頭文字を取ってRICと呼ばれています。
レシーバー分離型(RIC)補聴器の形
耳の後ろにかけて使用する補聴器です。
補聴器本体に音を出す部品であるレシーバーが細い線で繋がれており、レシーバーの先端に耳栓が取付されています。
耳栓を耳の穴に入れて使用します。
レシーバー分離型(RIC)補聴器のメリット
レシーバー分離型(RIC)補聴器のメリットはこちらになります。
・目立ちにくい
・カラーバリエーションが多い
・幅広い聴力に対応できる
・装用感が良い
補聴器本体が小さいので、目立ちにくいです。
特に女性の場合は、髪の毛で隠れてしまうため補聴器を着けていても、ほとんど気づかれることはありません。
カラーバリエーションも多いので、髪の毛の色に合わせるとより目立ちにくくなります。
レシーバー(音が出る部品)は交換できます。
徐々に聴力が低下しても、より大きな音が出せるレシーバーに変えることで対応することができます。※レシーバー交換のみとなるため、補聴器を買い換える必要はありません。
補聴器本体がサイズが小さいため重さを感じないほど軽いです。
そのため、補聴器を着けている感覚がないため装用感が良く、補聴器をしていることを忘れてしまう方もいらっしゃいます。
レシーバー分離型(RIC)補聴器のデメリット
レシーバー分離型(RIC)補聴器のデメリットはこちらになります。
・メガネやマスクの邪魔になる。
・メガネやマスクを外すときに、補聴器が外れてしまうことがある
・汗の影響を受けやすい
・RICタイプに比べて補聴器が大きく目立ちやすい
・湿っぽい耳あかの方にはむいていない
耳の後ろにかけるため、どうしてもマスクやメガネをしていると煩わしく感じます。
また、夏場は汗の影響を受けやすくなります。
さらに湿っぽい耳あかの方ですと、先端のレシーバーに耳あかが入り込みやすくなり故障するリスクが高くなります。
そのため、湿っぽい、耳だれが多い方にはおすすめできません。
レシーバー分離型(RIC)補聴器のまとめ
補聴器を購入する方の約70%が耳にかける補聴器を選んでいますが、そのほとんどがレシーバー分離型(RIC)補聴器です。
小さい、目立ちにくい、装用感が良い、この点からレシーバー分離型(RIC)補聴器を求める方が多いです。
近年では、電池交換不要な充電式も発売されましたので、より操作が簡単になりました。
さらに、ワイヤレス通信ができるようになり、テレビの音声を直接補聴器から聞くことができたり、手元のリモコンで補聴器の音量を調整することも可能となりました。